パーソナリティ心理学
Big Five(ビッグファイブ)
人の性格を「開放性・誠実性・外向性・協調性・神経症傾向」の5つの軸で捉える考え方です。性格を表す膨大な言葉を統計的に整理すると、どの言語でもおおむね5つのまとまりに集約される、という研究から生まれました。タイプに分けるのではなく、それぞれの軸の「どのあたりにいるか」で人を表すのが特徴です。
結果の読み方
どの軸も、高い・低いに優劣はありません。同じ特性が、ある環境では強みに、別の環境では負荷になります。このアプリでは各軸をさらに2つの下位側面(アスペクト)に分けています。
重要な研究者
Lewis R. Goldberg
語彙アプローチから5因子構造を示し、パブリックドメインの項目集 IPIP を整備
Paul T. Costa Jr. & Robert R. McCrae
5因子モデル(FFM)と NEO 系尺度を体系化
Colin G. DeYoung
各因子を2つのアスペクトに分ける BFAS を提案
重要な概念
- 語彙仮説
- 人にとって重要な個人差は、日常の言葉として言語に刻まれている、という考え方
- 特性(trait)
- 状況を通して比較的一貫して現れる、考え方・感じ方・行動の傾向
- アスペクト
- 各因子の中にある、意味的に区別できる2つの下位側面(例:外向性=熱意+主張性)
入門書
- ・ダニエル・ネトル(竹内和世 訳)『パーソナリティを科学する』白揚社
- ・小塩真司『性格とは何か』中公新書
論文・一次資料
- Goldberg, L. R. (1990). An alternative "description of personality": The Big-Five factor structure. Journal of Personality and Social Psychology, 59(6), 1216–1229.
- DeYoung, C. G., Quilty, L. C., & Peterson, J. B. (2007). Between facets and domains: 10 aspects of the Big Five. Journal of Personality and Social Psychology, 93(5), 880–896.
- International Personality Item Pool
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